その9 

役選議会3日目

2005年7月14日)


すぐに休憩

 議会役員選出議会の3日目です。朝10時から本会議を開いて休憩。この間、1分弱。前日と同じパターンです。
 さて、議長による調整が続きます。こういった場合は、たいてい大会派順に話し合いが行われます。高橋幹事長が議長に呼ばれたのは1130分頃でした。

議長による調整

 あとで話を聞くと、議長が「一晩考えたが良い案が浮かばない」というので、高橋幹事長が「うちは第3会派だが、監査を降りている。3つ要求しているが2つはほしい」といったそうです。議長は「そうだろうな。努力はする」。そうすると副議長が「どれを降りれるか」と聞くので、「阪水は値上げ問題があるので行きたい。競馬は終結する上で意見を言いたい。農業は降りてもいい」と返答。議長は「参考にして調整したい」といって、この会談を終えました。


 その後、1350分に議長から「農業委員を降りてほしい」と言って来ました。
 そのあと、「新政が阪水を降りて、競馬を要求」「グリーンが馬を降りた」などいろいろ情報が飛び交います。

新たな割り振り表

 17時になって、ようやく会派代表者会議が開かれました。
 まず、決定した監査委員の名前だしです。公明党が真鍋議員、新風が騰議員を出してきました。

 次に、議長による調整ですが、議長は「調整がついていない。新しい資料の配布を」と事務局に指示し、新しい「割り振り表」を出してきました。

 それによると、公明は阪水だけで変わらず。新政は阪水を降ろして競馬に変え、農業とあわせて2つ。共産党は農業を降ろして阪水と競馬の2つ。市民グリーンは競馬を降ろして、農業と阪水の2つ。新風は監査をとったので、なし。虹と緑は、阪水と競馬の2つだけど、調整がつけばどちらかを降ろしても良い意向。
 結局、7ポストにたいし、8つの要求です。

共産党の提案
市民グの固執

 公明党は「正副議長で調整の結果だ。投票で決めるのは仕方がない」との意見。
 そこで共産党から「監査も降ろして、調整にも協力してきた。これ以上は8人で1つだとバランスが悪い。グリーンが農業を譲ってもらえば、虹と緑は降りると言っている。これで調整がつくではないか」と提案しました。

 ところが市民グリーンの塩見議員が「調整つかないから選挙の時期だ。共産党のいうことに応えないかんか」「うちは3つ要求して馬を降ろした。状況によっては8人で1つもありうる。議長の調整にも応じてきた。個別に調整するならできたが、議長の調整をご破算にするつもりか」と発言。なかなか強引です。最初から3つ要求するのが多すぎる気がするのですが…。

 高橋議員が「うちは監査と2つ降りてる。調整ならお互いに譲りあうものではないか」と、再度うながすと、塩見議員は「監査は勝手に降りた。個別交渉やるなら調整はご破算になる。農業を降りるのは断る」と強弁。
 結局、ほかの会派は「投票で」という流れになりました。虹と緑は「阪水を降りる。競馬は小会派の意地を見せたい」と選挙で臨む態度、どうやら新風の協力で10票を狙っているようです。

 このあと、本会議を開いて、その後に会派代表者会議でつづきをやることになりました。
 選挙は、どうやらすべての役職の割り振りがきまってから、最後にかためてやるようです。

 1740分から、本会議を再開し、本日はこの程度にとどめ、明日の10時から開会をきめて散会しました。

聞こえてきた感想

 このやり取りについて、あとから「選挙ということになったが、共産党の高橋幹事長の方が筋が通っている」「市民グリーンは、まだ9人の会派を引きずっているのとちゃうか」という感想が聞こえてきました。そういえば、これは後の話ですが、議運などでは大会派順に発言をするのが「慣わし」ですが、塩見議員が共産党の前に発言してしまい「あっ!ごめん」という場面が、たびたびあるんです。そうなのかもしれませんね。

区切り線
copy right     辻おさむ
 尼崎市大庄西町
  電話:06-6417-7424
Eメール tuji_osamu@yahoo.co.jp
住みよい尼崎のまちに
こんにちは辻おさむです
2005年6月18日 新設
議会の中の様子を、見たまま、感じたままお知らせします。
トップページ プロフィール 最近の活動 政策・主張 大庄の辻々 リンク
市政レポート イベント情報 議会あれこれ