番外2

「国旗・市旗」その後

(2006年6月12日)


 05年10月21日の「会派代表者会」で谷川議長が突然「議場に国旗と市旗を掲げたい」と言い出しました。

 そのときは、会議の席上で突然の提起だったので、各会派の幹事長が「どうして!?」とびっくり。最終的に、議長は「改めて検討する」ということで、この日は終わりました。

 再び会派代表者会で「国旗」掲揚問題

 その後、議会では議会運営委員会で議会改革の課題をいろいろ検討してきました。議運での議会改革の論議も06年6月議会での論議で、いよいよ終わりに近づいてきました。

 同時に、「経営再建プログラム」につづく平成20年度からの計画作りに、市議会の意見を聞く場として「協議会」の設置をめぐって、たびたび会派代表者会が開かれました。

 手書きでメモ

 そうした中、6月12日に開かれる会派代表者会の議事日程案がだされてきました。通常は、議題だけ書かれていて、事務局が内容や運営について口頭で説明に来るのですが、この日の会議日程だけは、議題に加えて手書きでメモが書いてありました。

 よく見ると、一番下の「その他」の項目に「議場への国旗・市旗掲揚について」と書き込まれています。

 「えー。またかいな!?」と思って、傍聴に行きました。

 状況だけでも

 まず今回、この議題がだされたことについて議長から説明がありました。

 それによると、いまの幹事長のメンバーでは最後の会議になるので、各会派の意見を聞きたいということのようです。

 谷川議長は「検討してないならそれでもいい、状況だけでも聞きたい」とも付け加えました。
 はなから一致しないと思うんですが、再度だしてくるのは、よっぽどやりたいんでしょうか?

 「どっちでもええ」

 一応、各会派が意見を述べました。

 公明党は「種々意見はあるが、反対するものではない」―どうやら容認する意見のようです。

 ところが議長の所属会派である新政会の高岡幹事長は「どっちでもええ!」――??あまり頓着していません。

 共産党の高橋幹事長はもちろん「国旗については反対!。市旗なら」と表明。

 虹と緑は「検討してないが国旗は同意得られないだろう」との立場。

 市民グリーンは「検討できてない」。

 若い人が多い新風はというと「掲揚している自治体も多いので賛成」とのこと。

 ――かなりバラバラです。

 谷川議長は「私は掲揚が当たり前だと思うが、同意を得てと思う。意見が分かれているので、今回はこの程度で」と締めくくりました。

 どうやらこれでおしまいではない口ぶりです。

 きな臭さに危惧

 去年10月から、この6月議会の間に、米軍基地の移転に日本が3兆円の負担、移転先では自治体ぐるみの反対運動、国会では凶暴罪法案、教育基本法改悪法案、はては憲法改悪のための国民投票など改憲手続き法案、尼崎市では国民保護協議会・計画づくりと、アメリカの戦争に日本が協力する危険な国づくりの動きが急ピッチですすめられています。

 こうしたきな臭いなかでの国旗論議に、危惧を感じる人も多いのではないでしょうか。
 
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2006年6月12日 更新
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