エンジンオイルとオイルエレメントの交換

 

エンジンオイルとオイルエレメントを交換します。

まず用意するものは。

エンジンオイル

300V
1本(2リットル)あたり3,100円で購入

オイルエレメント

1,200円で購入

ドレンプラグの銅のパッキン

250円で購入

まず古いエンジンオイルを抜きます。

ドレンプラグを外しオイルを抜きますが、フランス車など外国車の多くはプラグの頭の形状が特殊なため専用の工具が必要です。

(カーショップ等で外車のオイル交換を断わられる原因の多くがここです)


専用のレンチか、写真のようなラチェットハンドルに付けるコマで外します。

フランス車のほとんどのドレンプラグは、四角形い凹んだ頭(約8mm角)で、これらの工具は工具専門店などに行けばたいてい手に入ります。

また外国工具メーカーだけではなく国内の工具メーカーもこのサイズの商品があります。

(写真のコマはMACツール製)


車をジャッキアップするか、もしくはジャッキアップしなくても手が届く距離なので車の前方から寝転んで外すことも可能です。

プラグがゆるめば下にオイル受けを置き古いオイルをオイルを抜いてしまいます。


ドレンプラグのパッキンを新品に交換します。
再使用でも問題なさそうなのですが、交換が指定されているので、交換します。

余談ですが、昔このパッキンを4〜5回再使用しましたが漏れは有りませんでした。
でも安い物なので必ず交換しましょう。

あとは元どおりドレンプラグをオイルパンに取り付けます。


次にオイルエレメントを交換します。

クリオの16Vはエンジンルームが狭く、エレメントがある位置には腕が一本やっと入るようなところで、よくカーショップで等で売っているようなエレメントを外す工具が入りません。
といってエレメントを素手で外すのは不可能に近いです(素手で外した経験は有りますが、固く締まっていると無理です)。

そこで、専用のカップレンチを使います。
ルノーのオイルエレメントは国産車などでよくある多角形の頭をしていないため、汎用品で合う物は無く、専用のカップレンチが必要です。
または汎用品でも、いろんなサイズに適合する同様のレンチ(回すと閉まるタイプ)でもOKだとは思いますが。


これはKTC(京都ツール)製のカップレンチでルノー、シトロエン、プジョー専用、型番はB76。

大阪日本橋の大谷商店で購入、1,800円位でした。

この他にKTCからはランチャ、FIAT用、ローバー用など他にもいろんな外国車用のカップレンチがラインナップされているようです(有難いです)。

どのような車でもエレメント交換にはカップレンチが便利です。


クリオの16Vのオイルエレメントは右側ヘッドライトとラジエーターの間から奥を覗くと見えます。

とても入り組んだところに有るため交換は容易ではありません。


これがうちでやっている外すための工具一式。

首振りラチェットハンドルにエクステンションバーをつなぎ、その先にユニバーサルジョイントを付けて、カップレンチを取り付けています。


どうしても、斜めから回すためにユニバーサルジョイントが無いとカップレンチがエレメントに被さりません。

もっと良い方法があるのかも知れませんが、これで何とか外れるのでOKとします。


外します。

カップレンチをエレメントに奥まで完全に被せます。


あとは一生懸命回します。

回すだけだとカップレンチが外れてしまうのでカップレンチを押さえ込む力も加えながら回します。

エレメントにゴムのパッキンが付いているので緩みだしてもしばらくは感触が固いです。


新しいエレメントを組み込みます。
新しいエレメントのゴムパッキンには必ずエンジンオイルを塗っておきます。オイルは新品でも古いものでもOKです。

組み込む際はエレメントを素手で締めるだけにします、レンチなどで締めてしまうと次回外れなくなってしまう可能性があります。

(エレメント外しでは苦労をした人も多いはず。緩まなくてエレメント本体が潰れてきたり、工具が利かずエレメント本体にドライバーを突っ込んだ人も)


最後に新しいエンジンオイルを入れます。

またエンジンオイルを入れる前にドレンプラグを締めたかなど確認します、折角入れたオイルが流れてしまわないように。

しばらくしてオイルゲージでオイル量を確認して完了。


オイルを入れるときにジョウゴがあるとオイルをこぼすことなく便利です。

ジョウゴはわざわざ買わなくてもペットボトルの首の部分を切った物で十分です。
この場合ペットボトルに残っている水分が無いことを確認してからにしましょう。


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