キーレスエントリーのメンテナンス

 

過去何回かキーレスエントリーが利かなくなりました。
原因は全て送信側(キー部)のトラブルでした。
その原因と対処を紹介します。


まずキーの蓋を外します。

蓋はマイナスねじ一本でとまっているだけです。
(ドライバーはマイナスの2番)



 

本体側にボタン電池。

蓋に送信部の基板が入っています。

今までのキーレスエントリーの不具合のほとんどが電池の接触不良に依るものでした。

それでは汚れを取ります。

矢印部が電池の接触部ですのでここを磨きます。

あとボタン電池と電池のプラス極が接している金具も磨きます。


磨く方法は、普通の印刷していない紙などを使ってメッキ部分をこすります。

決して紙ヤスリなどは使わないこと。
メッキが剥がれるうえ、表面がざらざらになったり、酸化しやすくなったり、接触不良の原因になります。

また接点復活剤などを浸した綿棒やクリーニングクロスで磨くとベストです。


 

結構汚れているものです。

これで大抵は治ります。


あと発光ダイオードのハンダが割れて、送信不能になった事もあります。

矢印部分のハンダが劣化や衝撃などにより割れてしまうのです。


ハンダを当て直しします。

ハンダゴテは15〜40W位のものがベストです。

ついでに、他の部分のハンダも当て直ししておきます。

これでOK。

それから、私は経験ありませんが、スイッチが壊れてしまった人もいました。

スイッチ(矢印)は小型のタクトスイッチです。

これを交換するとなるとスイッチ以外に、発光ダイオード、電解コンデンサーを外さなくてはなりませんので、ハンダ吸い取り器または吸い取り網が必要になります。

ハンダゴテのみで出来なくはないですが、テクニックが必要なためお奨めはできません。


 

タクトスイッチは、アルプス電気製(日本製)の物などがサイズなどがピッタリで流用できま、電気パーツ屋さんなどで入手可能です。

値段は一個50円程です。

また電子部品の通販などもありますのでパーツが入手困難な方には便利です。


これが使っているボタン電池。

車を購入して3年以上になりますが、まだ電池交換は一度もしていません。

車のロックや解除をするときに、ほんの一秒足らず電気を使うだけですから相当長持ちするでしょうね。

型番はCR2032、普通の電気屋さんやコンビニなんかで入手できます。

注意:電池の極性は間違えないようにしましょう。

キーレスエントリーが動かなくなったからといって電池を交換する前に一度以上のような点検をされてみては如何でしょうか。


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