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・ケアマネージャー 神戸市が証明書 介護保険トラブル防止
平成11年12月15日 読売新聞より
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来春導入の介護保険を巡り福祉関係者を装った詐欺事件が各地で起きたため、神戸市は14日、トラブル防止策としてケアマネージャーに「ケアマネージャー証」を発行し、提示を義務付けることを決めた。自治体の証明書発行は全国でも例がなく、複写すれば「COPY」の文字が浮き出るよう偽造対策も講じる。
証明書は顔写真付きで縦15a、横11a。氏名や所属する指定居宅介護支援事業者名、所在地などを記載する。
厚生省では、事業者に対し、ケアマネージャーがケアプラン作成のため要介護者を訪問する際、身分を証明する書類の携帯を義務付けている。これを受けて市はケアマネージャーの実務研修修了証を証明書類に替えることを決めていた。ところが、要介護認定申請が始まった10月上旬、広島市と松山市で福祉関係者を名乗って高齢者から手数料名目で金をだまし取る事件が相次いだ。神戸市は証明書を、来年1月10日から受け付けるケアプラン作成の届け出に間に合うよう、今月中に発行する。
同市では約800人のケアマネージャーが活動する見込みで、市介護保険準備室は「高齢者が安心できるよう、常に胸などに付けて接して欲しい」としている。
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