スピーカー & 半導体アンプ

目次

はじめに
スピーカー;
Fostex FE107 密閉スピーカー 
AUDAX HT080GT 円筒スピーカー

アンプ;
MOS-FET 0dBアンプ

■はじめに;

オーディオ工作を始めるきっかけになったスピーカー工作と、最初に作った半導体アンプです。

なお、スピーカーはこの下に続きますが、0dBアンプについては上の目次からお入りください。

■Fostex FE107 10cmフルレンジスピーカー、バスレフ→密閉 (Jan./1999)

参考書のページに書きましたように、オーディオ入門雑誌にカンスピ(紙箱スピーカー)の記事と長岡さんの平面バッフルスピーカーの製作記事が載っているのを見てスピーカーが自作できるということを知ったのがきっかけで、早速、長岡さんの本(「こんなスピーカー見たことない」)を購入しました。

はじめてなのと、やはり基本は一本のスピーカーで全帯域をまかなうフルレンジではないかと思って、小型のフルレンジユニット(FE107)を使ったスピーカーを年末年始の休みを利用して作ってみることにしました。

長岡さんの本の巻末のリストから、テレビの側にも置ける防磁で小ぶりなものを捜してユニットはフォステックスのFE107に決め、ユニットと吸音材のグラスウール、スピーカーケーブル等は日本橋の共電社で購入しました。 ユニットは1ヶ三千五百円ほどです。
 Fostex FE107
 10cm フルレンジ 8Ω 防磁
 再生帯域 80HZ〜18KHZ
 許容入力 15W
 出力音圧レベル 90dB
 エンクロージャー外形寸法 15cmW×18cmD×30cmH
エンクロージャー(スピーカーの箱)は本のバスレフの計算式で寸法を決めハンズで15mm厚のシナ合板を切ってもらい、バスレフのダクトは水道用品のコーナーでちょうどよい口径の塩化ビニールパイプがあったのでそれを仕入れました。 このあたりの「どういうものを作るか」を決めてデザインを構想したり、ダクトに使える適当な材料を捜したりすることに新鮮な面白味を感じました。

実際の製作は日曜大工的ですが、慣れない私にはニスのスプレーをむらなく塗るのが難しく、また、乾かす時に下に敷いていた新聞紙が張り付いたりしてあまりきれいにはできませんでした。
それでも何とかスピーカーらしいものが出来たので、視聴してみましたが、小さなユニットなので低域は十分とは言えませんが、中音域はなかなか良い音がでました。 しばらくバスレフ型で聴いた後、サイズ的に密閉型に変更しても計算上は成立する範囲内だったので、バスレフからダクトを外して密閉に改造しましたが、密閉型の締まった感じの方が私のフィーリングでは好ましく感じられました。

■AUDAX HT080GT 円筒点音源スピーカー (May/1999)

窪田式0dBアンプのことを教えてもらったUTiCdさんが紙筒を利用した点音源円筒スピーカーを使われているということで作り方を教えてもらいました。

合板をドーナツ状に切ったフランジ板にユニットを取り付け、ハンズで売っている直径10cmの厚紙パイプの一方に嵌め込み、中に吸音材を詰め、
A)ある程度長いままにして反対側の末端をオープン(開放)のままにするか、
B)長さを詰めて、合板のフランジ板を嵌めて密閉型にするかです。

紙筒は10cm以上の直径のものはハンズになかったので、取り付け可能な10cm以下のユニットを見つけなくてはならないのですが、ちょうどネットでフランス製のAUDAXのユニットの評判を聞き、サイズ的にもピッタリなのでAUDAXのユニットに決め、通販のイーディオさんで購入しました。ユニットが1ヶ五千円台、ハンズの紙パイプは確か定尺1mが三百円ほどでした。

 AUDAX HT080GT
 8cm フルレンジ 8Ω
 再生帯域 80HZ〜
 許容入力 20W
 出力音圧レベル 86dB
 エンクロージャー外形寸法 10cmDia×33cmL

両端のフランジ部分はフロント用はドーナツ型に、リア用は円形にハンズで切ってもらい、AUDAXのユニットを取り付けるためのフランジの段差(インロー)部分は現物合わせでカッターナイフとヤスリで削り、合板フランジの塗装面積はごく少ないのでスプレーではなく油性顔料を塗布しました。

また、FE107では吸音材にグラスウールを使ったのですが、作業中に細かい繊維が飛び散るので今度は粗毛フェルト材にました。
タイプは密閉型にすることにして、紙筒の長さは約1フィートで切り、紙筒の外側にはフェルトシートを巻きましたので、ほとんどロールケーキのような外観になりました。

コーンがラバーコーティングされているので、最初は何となく音がゴムぽい感じがしないでもなかったですが、しばらくすると気にならなくなりました。 FE107より口径は小さいですが、低域側もしっかりした感じで、このユニットのパーフォーマンスは高いと思います。

小さいスピーカーなので、音場のスケールは大きくありませんが、パーソナルな環境にはちょうどいい感じで気に入ってます。