アサガオ質問箱


 趣味でアサガオのページを作ってますが、時々質問のメールをいただくこと があります。私自身は専門家ではありませんから、正確なお答えになっていないかもしれませんが、いくつかQ&Aにしてみました。よろしければ、参考にして みて下さい。
 ところで、たまに種子のご希望を頂きますが、すいませんが基本的に種子の配布はしていません。申し訳ありませんが、園芸店や通信販売で購入することをお勧めしています。みなさんが色々な朝顔の種子や苗を購入すれば、花屋さんで販売されるアサガオの種類がもっと増えるだろうと期待しているのですが、どうでしょうか?

Q.1 花屋さんでアンドン作りの朝顔を買ってきましたが、ツルをうまく巻き付けることが出来ません。どうしたら上手にツルを巻き付けることができますか?

A.1
アサガオのツルは伸びる方向に対して時計回りに巻きついてゆきます。(これを右巻きというか左巻きというかは別の問題なので、ここでは省略します。)うっかり反対に巻きつけてしまうと、すぐに外れてしまいますから、うまく巻き付けられないときは一度よく確かめてみましょう。
また、アサガオも植物として光を求めて上に伸びるのが本来の性質ですから、横方向に巻き付けるにはツルが少し伸びてから巻き直してあげるのが確実です。慣れれば、それほど難しくないと思いますので、とりあえずこんな方法で試してみて下さい。


Q.2 夏休みの自由研究でアサガオを使いたいと思います。参考になる良い本はありますか?

A.2
家の近くに図書館があれば、ぜひ訪ねてみてください。アサガオだけでなく、自由研究の参考になる本が色々置いてあると思います。
また、インターネットでは米田先生のサイト: アサガオ類画像データべース に、「パノラマ図鑑アサガオ」が載っています。小学生向けに出版されていた本をデジタル化したものですが、とても参考になる内容ですし、イラスト付きのQ&Aもあります。お勧めのサイトですから、ぜひ訪ねてみてください。


Q.3 変化朝顔を育ててみたいのですが、栽培は難しいのでしょうか?
また、種子はどのように手に入れれば良いのでしょうか?

A.3
変化朝顔の栽培は、大輪朝顔に比べてあまり難しいものではありません。ただ、種子を手に入れるのが簡単ではありませんし、複雑な芸を持つ系統になると品種の維持が非常に困難です。
できれば、市販されている桔梗咲きや木立(品種名:サンスマイル)あたりから少しずつ栽培してみてはいかがでしょうか。できればあまり急がずに、ゆっくりと栽培を試みてゆくことが大切だと思います。


Q.4 涼しくなり朝顔の花も終わり、実が大きくなってきました。できれば来年種子を蒔いてみたいのですが、種子はいつ・どのように収穫したらいいのでしょうか?

A.4
簡単な方法としては、種子が入っている実の皮がうす茶色になるまで待って、紙の封筒などに入れて冷暗所に保存します。収穫した種子はビニール袋に入れてしまうと、乾燥が不充分な場合にはカビが生えたりするので注意してください。完全に乾いたら、皮などを取り除いて種子だけにしても良いです。


Q.5 種子から朝顔を育ててみたいと思うのですが、通信販売で色々な品種の朝顔を売っている会社はありますか?

A.5
朝顔の種子は、タキイやサカタ、大和農園など大手の通販会社であればほとんど全ての会社で扱っていますので、そちらに問い合わせてみてください。
また、大きな園芸店やガーデンセンターでは大輪咲きや簡単な変化咲き(桔梗咲きや木立など)の種子を何種類か売っていることもありますから、一度お近くの店で探されてみてもよいと思います。


Q.6 アサガオの種子は薬用になると聞きましたが、どんな効き目があるのですか?また、アサガオのツルは食べられるのですか?

A.6
アサガオの種子は、奈良時代に中国から「牽牛子(けんごし)」という名称で薬用として渡来したとされています。しかし、薬としては下剤で利用されていたそうなので、間違っても口にしないことを勧めます。
当然ですが、ツルにも同様の働きがあると考えられますから食べないでください。そもそも、アサガオは観賞植物であって、食べるものではなく見るものです。その点をどうかお忘れなく。


     
Q.7 大輪朝顔を育ててみようと思いますが、何か参考になる本はありますか?

A.7
できれば、お近くにある朝顔会などに入会すれば、栽培法のパンフレットなどを配布していることがありますので、入会されることが一番のお勧めです。
ただ、とりあえず楽しみたいということであれば、誠文堂新光社から「アサガオ」(田口秀丸著)という本が出ています。内容豊富で、培養土や蔓の仕立て方なども載っていますので、一度本屋さんで探してみてください。


Q.8 毎年朝顔を育てているのですが、今年はツルがうまく伸びてきません。よく見ると、葉も少し縮んだようになっています。探しても害虫などは見あたりませんが、何かの病気でしょうか?

A.8
最近になり、このような被害を掲示板などでも時々見かけるようになりました。
ツルの先近くの葉が縮んで厚くなったり、茶色く枯れかけていれば、ホコリダニの被害だと考えられます。ホコリダニは非常に微細な害虫のため、肉眼では見えません。出来れば、倍率の高いルーペで葉の裏を観察してみてください。
ホコリダニであれば、市販のダニ専用の農薬を噴霧器で葉の裏にもかかるように良く噴霧してやれば、新しい葉から正常になると思います。


Q.9 ベランダで朝顔を育てているのですが、なかなか花が咲きません。花が咲かないことはあるのでしょうか?

A.9
普通に売られているアサガオであれば、ちゃんと栽培していれば花が咲かないことはありません。
ただ、アサガオは短日植物のため、ベランダで夜になっても電灯や街灯の光が当たっていると、なかなか咲かないこともあります。可能であれば、夜は暗いところに鉢を移してみましょう。
また、あまり肥料をやりすぎるとツルばかりやたらと伸びて花が咲きにくいこともありますので、その場合は肥料を控えてください。


Q.10 アサガオの花が、朝咲いたときには青色だったのに、昼や夕方になってから見ると紫色に変わっているのはなぜでしょうか。?

A.10
赤色系の花は余り変化しませんが、青色系の花は

ツボミ→開花→しおれる
赤紫   青   赤紫

といった変化をするのが観察できます。これは花弁の中に含まれるアントシアニンと呼ばれる色素が、酸性度(pH)によって色が下のように変化するためだと考えられています。

酸性(赤色)←→中性(紫色)←→アルカリ性(青色)

花弁の細胞中では、他の分子などの影響などもあり鮮やかな発色をしていますが、しぼんだ花で色水を作っても、お酢(酸性)や重曹(アルカリ性)を加えるとある程度は色が変わるようなので、試してみてください。


Q.11 大切に育てていたアサガオのツルをうっかり折ってしまい、今後うまく成長するのかとても心配です。また、折れたツルを挿し木することはできないでしょうか?

A.11
大輪系の朝顔は、より大きな花を咲かせるために伸びたツルの先を切って脇芽を育てることも多いように、アサガオはツルが折れても少し開花が遅くなる程度で、全く問題はありません。
また、気温の低い5月は無理かもしれませんが、6月以降で気温が高くなればアサガオの蔓の先を切って挿し木することも可能です。必ずしも成功するとは限りませんが、バーミキュライトなどの肥料を含まない用土に、ツルの一番下の葉を切り取って深めに挿してみてください。


Q.12 市販のアサガオの種子を買ったところ、4月以降が蒔き時と書かれていたため4月中旬に種子を蒔いたのですが、なかなか芽が出てきません。発芽のコツみたいなものが、あるのでしょうか?

A.12
アサガオは気温があまり低いと発芽が遅れたり、芽が出なかったりします。普通は、八十八夜を過ぎた5月中旬以降に蒔くのが普通ですから、4月中旬では少し早過ぎます。一週間以上かかると思いますので、もう少し待って様子を見てください。2週間以上待っても発芽しないようであれば、残念ですが5月半ばまで待って蒔き直す必要があるかもしれません。よく園芸店では苗が早くから売られていますが、これは気にしないで、暖かくなるのをじっくり待ってからスタートするのが安心です。
また、種蒔きが遅くなっても7月中旬くらいまでに蒔けば、9月までには開花もしますし種子も収穫できます。早い時季の種蒔きがうまく行かなくても夏は長いですから、諦めずに何度でも挑戦してみてください。


Q.13 アサガオはなぜ朝咲いて夜にはしぼんでるのですか?

A.13
アサガオは前日の日没から一定の時間で開花するということを、研究者の方達が解明しています。中公新書から出ている「ヒマワリはなぜ東を向くか」(瀧本敦著)などを本屋などで捜して読んでみてください。
ただ、なぜ昼ではなく朝に咲くかについては、アサガオが進化してきた過程で何らかの理由で明快な回答はありません。
この問題そのものは単純なのですが、正直なところ非常に奥が深い問題のため、はっきりとした回答になっていませんが、よろしくご理解ください。


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